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杉原 弘造; 亀村 勝美*; 二宮 康郎*
土木学会論文集, (589), p.239 - 251, 1998/03
強度が約5MPa の堆積岩中の地表下約140mに、水平坑道を発破工法により掘削し、地質観察、各種力学調査、水理試験、数値解析を行い、坑道周囲の力学、水理学的性状の変化した岩盤領域の広がりと物性および、その計測と解析の手法を研究した。その結果、既存の計測解析技術により、坑道壁面から約1mの範囲に、発破の衝撃により発生したと推定される。健岩部と比較して弾性波速度と弾性係数が低下し、透水係数が上昇した岩盤領域が計測された。また、岩盤の変形鼓動挙動を正確に解析するためには、切羽の進行、岩盤の応力条件、掘削の影響を受けた岩盤領域をモデルに考慮することが必要であることが分かった。一方、弾性波トモグラフィーの結果評価上の留意点、水理試験機器の開発必要性が明らかとなった。